デイリーウォーター by goo

暮らしと水

水(ミネラルウォーター)は種類によって味やメリットが異なる!
種類ごとの特徴を紹介

イメージ画像

普段、何気なく飲んでいる水にはさまざまな種類があり、それぞれ味やメリットが異なることをご存知でしょうか?
水の種類と特徴を知っておけば、使用するシーンに合わせて最適な水を選ぶことができます。そこで今回は、水の種類ごとの特徴について詳しくご紹介します。

水の種類

無色透明で一見どれも同じように見える水ですが、採水地や硬度、処理方法などによっていくつかの種類に分類することができます。

市販の水であれば、ラベルに記載されている品名と原材料名を見ると水の種類を判別できるケースがほとんどです。
品名の欄には、採水地や処理方法などによって分類された名称が記載されています(「ナチュラルミネラルウォーター」など)。
原材料名の欄には、原水の種類、もしくは採水形態による種類が記載されています(「鉱水」「鉱泉水」「深井戸水」など)。
また、何か水以外のものが添加されている場合にはこちらに記載されます(「ミネラル」「炭酸」など)。

見た目にはわからなくても、含まれている成分の種類や割合が異なると、味や水の働きも変わってきます。

代表的な水の種類

水の種類には次のようなものが挙げられます。よく耳にする名前もあれば、あまり聞き慣れない名前もあるかもしれませんが、代表的なものをご紹介します。

水道水

水道水の主な原水は、ダム湖や河川の水などの「地表水」です。集められた水は浄水処理場で不純物を取り除いた後、塩素によって消毒されます。消毒された水は、排水管を通って水道水として供給されます。

ミネラルウォーター(天然水)

食品衛生法によると、ミネラルウォーターの定義は「水のみを原料とする清涼飲料水」となっています。主な原水は地下水で、自然に湧出した水を採取した水や、ポンプなどで取水した水がミネラルウォーターとして使用されています。
引用:厚生労働省│食品、添加物等の規格基準 (昭和34年厚生省告示第370号)-抄-

炭酸水

炭酸水とは、水に二酸化炭素を溶かした水のことです。もともと湧出しているときから炭酸が含まれている天然の炭酸水もありますし、水に圧力を加えて二酸化炭素を溶かすなどの生成方法が用いられている人工的な炭酸水もあります。口に入れたときに感じるパチパチとした弾ける刺激が特徴的です。

アルカリイオン水

アルカリイオン水とは、「電解水素水」や「電解還元水」とも呼ばれ、一般的には水道水や天然水を電気分解して生成した水を指します。天然水でもともとpHが高い水のことを呼ぶ場合もあります。弱アルカリ性で水素を含む性質があります。

RO水

RO水とは、RO膜と呼ばれる逆浸透膜によってろ過された水のことです。逆浸透膜は、孔が非常に細かいため、ミネラル成分や微細な不純物を除去することができます。RO膜は海水が淡水化される際にも使われており、RO水は水不足の国や地域でも使われています。

精製水

精製水とは、ろ過や蒸留などさまざまな処理を行い、不純物を除去した水のことです。その純度の高さを生かして、主に医療用や工業用として利用されています。

海洋深層水

海洋深層水とは、太陽光が届かない水深200mより深い場所にある海水のことです。海洋深層水は、年中水温が10℃前後と一定に保たれていて、窒素・リン・ケイ素などの豊富な栄養素やミネラルが含まれています。

まずは、代表的な水の種類をご紹介しました。
スーパーやコンビニではあまり見かけない種類の水もあるかもしれませんが、実は身近な生活の中で利用しているというケースも珍しくありません。普段利用している水の種類を確かめてみると意外な発見があるかもしれません。

ミネラルウォーターの種類

飲料水として有名なミネラルウォーターには、いくつか種類があります。農林水産省の「ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン」に基づいて、ミネラルウォーターの種類を表にまとめました。

出典:農林水産省|ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン

このように、原水となる水の種類や処理の仕方によって名称が決められています。

また、ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター以外の水に対する「自然」「天然」の用語とこれに類似する用語の表示は禁止されています。
つまり、「天然水」とされるのは、ナチュラルウォーターかナチュラルミネラルウォーターのいずれかです。選ばれた一部の種類の水しか、天然水と呼んではいけないのです。

天然水の殺菌処理方法

天然水は、殺菌処理の方法によって分類すると、大きく以下の2つに分かれます。

加熱処理

加熱による殺菌処理を行います。殺菌効果が高く、非加熱処理に比べるとコストが安い傾向にあります。

非加熱処理

加熱はせず、ろ過や紫外線殺菌、オゾン殺菌などで殺菌処理を行います。フィルターでの除菌処理は加熱処理に比べると溶存酸素が減少しにくいため、より水本来の味わいを楽しめます。

コストが安いことなどから、日本では加熱処理による殺菌が主流となっています。しかし、どちらの処理方法にも法律による安全基準があるため、基準を満たしている天然水であれば安全性に問題はありません。

水の種類によって味はどう変わる?

水は、含まれる成分やその割合によって味が異なります。毎日飲むものだからこそ、種類による味わいの違いを把握した上で、自分にぴったりの水を選びましょう。

水道水

水道水には、消毒のために塩素が使用されています。そのため、飲んだときに独特なカルキ臭を感じることがあります。また、水道管の劣化によるサビや金属類の溶け出し、貯水タンクの劣化の影響を受けて、味が変わってしまうこともあります。蛇口に浄水器を取り付けることで、塩素や異臭の原因物質などを取り除くことができます。

RO水

RO水は消毒剤を使わずに不純物が取り除かれているため、水道水のように塩素やカルキなどの臭いや味を感じることはありません。しかし、原水の処理のタイミングで水本来の美味しさの元であるミネラル成分も失っているため、無味に近い味になります。
RO水の中には、処理後に人工的にミネラルを添加している場合もあります。

アルカリイオン水

アルカリイオン水は水素を含んでいますが、水素自体には味はありません。そのため、原水となる水本来の味が、アルカリイオン水の味のベースになります。
なお、アルカリイオン水の原水には、水道水やミネラルウォーターが使われることが多いです。

ナチュラルミネラルウォーター(天然水)

ナチュラルミネラルウォーターは、処理の仕方や、もともと水に含まれるミネラル成分の量などによって味わいが一つずつ異なります。加熱せずにフィルターで除菌処理をしているものは、溶存酸素が減りにくく、天然水ならではの口当たりの良さが際立ちます。

水の硬度によって味わいが異なる

水の味わいを判断するための基準の一つに「硬度」があります。硬度は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量で決まります。大まかに、硬度が100より高い水は「硬水」、低い水は「軟水」に分けられます。
世界保健機構(WHO)の基準では、硬度によって以下のように分類されます。

・軟水:0〜60mg/L未満
・中程度の硬水:60〜120mg/L未満
・硬水:120〜180mg/L未満
・非常な硬水:180mg/L以上

※硬度の計算方法
硬度(mg/L)=カルシウム量(mg/L)×2.5+(マグネシウム量(mg/L)×4.1

一般的に、硬度が高いほど飲み応えがあり、硬度が低いほど口当たりがやわらかく、日本人には飲みやすいとされています。日本人が飲料している水の多くは、硬度が100以下の軟水です。

水の種類によってどんなメリットがある?

水は種類によって異なる性質をもっているため、それぞれに適した使用用途があります。種類ごとのメリットを把握して、上手く活用しましょう。

水道水

水道水のメリットとして挙げられるのは、コストの安さです。世帯別の水道料金の平均は、1カ月あたり4000円程度だと言われています。また、蛇口を捻れば水が出るため、市販のペットボトルを購入するよりも手軽に利用できます。

水道水は塩素などにより消毒されているため、飲料用にはせず、生活用水として使用している家庭も多いでしょう。水道水をそのまま飲むのに抵抗がある場合は、浄水器を通したり、一定時間煮沸したりして塩素などを除去することをおすすめします。

RO水

RO水は、微細な不純物まで取り除いてあることがメリットとして挙げられます。赤ちゃんのミルクを作る際などにおすすめできる水です。
RO水にあとからミネラルを添加している水もありますが、そうでない場合は、水に本来含まれていたミネラルもすべて取り除かれているので、料理で素材の繊細な味をそのまま引き立てたいときにも向いています。

精製水

精製水は、医療用にも活用されるほどの純度の高さがメリットとして挙げられます。そのため、近年ではスキンケア用として注目されていて、洗顔水として使用されるケースも増えてきています。

海洋深層水

海洋深層水のメリットとして挙げられるのは、その清浄性と豊富に含まれるミネラルです。不足してしまいがちなミネラルの補給として飲んでみるのもよいでしょう。ただし、メーカーによってはミネラルをほとんど抜いてしまっている商品もあるので、ラベルで確認する必要があります。

ナチュラルミネラルウォーター(天然水)

ナチュラルミネラルウォーターは、海洋深層水と同じく、天然のミネラルが含まれていることがメリットとして挙げられます。地中でミネラル成分が溶け込んだ地下水を原水としているため、自然が育んだミネラルを摂取できます。商品によって含まれるミネラルの量やバランスにはかなり違いがあるので、しっかり確認しましょう。

水の性質と使用用途が合っていないと無意味になってしまうこともあるので、使用している水の種類と性質は事前に確認するように気をつけましょう。

水の種類とそれぞれの違いを理解して、暮らしに活用しよう!

人間にとって水は暮らしに欠かせないものであり、毎日飲んだり生活用水として使用したりするものでもあります。だからこそ、水の種類による味やメリットなどの特徴を把握して、上手く暮らしに活用していきましょう。

執筆者プロフィール

イメージ画像

山中 亜希(アクアソムリエ、アクアデミア校長)
2004年、ミネラルウォーター専門店「AQUA STORE」の立ち上げと同時にイタリアにてアクアソムリエの資格を取得。2008年より、アクアソムリエを養成するミネラルウォーターの専門スクール「AQUADEMIA」を開校し、校長に就任するとともに、「AQUA STORE」のディレクターとしても活動。ミネラルウォーターの正しい知識・情報の普及のために、セミナーや講演、企業へのコンサルティング業務などを行っており、海外からもセミナーの講師として招聘されている。
ご契約確認・解約お手続きはこちらへ カスタマーセンター
電話番号

0120-500-625

営業時間10時~18時(年末年始を除く)

メールアドレス

info-water@nttr.co.jp