暮らしと水
暑い夏が近づいてくると心配なのが熱中症。事前に予防しておくことや、熱中症になってしまったときの対策法を知っておきたいですよね。熱中症の予防・対策には水分補給がとても重要ですが、どんな飲み物が良いかご存知ですか? 今回は、熱中症に効果的な飲み物や避けたほうが良い飲み物、水分補給をするうえでのポイントについて解説します。
熱中症の予防・対策に大切なのがこまめな水分補給です。ここでは、熱中症の予防や対策に良い飲み物を3つご紹介します。
カフェインが含まれていない水や麦茶は、日常生活の中での水分補給にぴったりです。一度にたくさんの量を飲むのではなく、少量をこまめに飲むように心がけましょう。
ただし、大量に汗をかいたときや脱水症状がある場合はミネラル不足にもなっている可能性が高いため、水や麦茶を飲むだけではなく、塩飴を口に含むなどして塩分の補給をしたり、ミネラルが含まれている飲み物を飲んだりするようにしましょう。
日ごろから、ミネラルが豊富に含まれる天然水を飲んでおくのもおすすめです。
スポーツドリンクは、水分だけではなく塩分が含まれているので、汗で失ったミネラル分を補給するのにおすすめの飲み物です。経口補水液と似ていますが、経口補水液よりも糖質が多く含まれているのが特徴です。
経口補水液は、脱水症のために用いる飲料で、熱中症対策におすすめです。スポーツドリンクと組成は似ていますが、経口補水液のほうがナトリウムやカリウムなどの電解質が多くて糖分は少なく、水と電解質が吸収しやすい配合になっているのが特徴です。
風邪などにより下痢や嘔吐、発熱による脱水症状があったり、たくさん汗をかいたことによる脱水症があったりする場合は、スポーツドリンクよりも経口補水液を飲むのが良いでしょう。
経口補水液は、脱水症のために用いる飲料で、熱中症対策におすすめです。スポーツドリンクと組成は似ていますが、経口補水液のほうがナトリウムやカリウムなどの電解質が多くて糖分は少なく、水と電解質が吸収しやすい配合になっているのが特徴です。
風邪などにより下痢や嘔吐、発熱による脱水症状があったり、たくさん汗をかいたことによる脱水症があったりする場合は、スポーツドリンクよりも経口補水液を飲むのが良いでしょう。
熱中症に注意する際、水分補給はとても大切ですが、飲む物を間違えると逆効果になってしまうことも。熱中症の予防や対策のときに、なるべく避けたほうが良い飲み物を3つご紹介します。
糖分を多く含んでいるジュースやコーラなどの清涼飲料水は避けたほうが良いでしょう。これらの飲み物は、糖分により血糖値を急上昇させ、肥満の原因につながります。
また、血糖値が上昇した後は、血糖値を下げるホルモンが分泌されることで眠気が出てしまうこともあります。
糖質の摂りすぎによりビタミンが不足し、疲れやすくなったり夏バテにつながったりする可能性もあるので、注意しましょう。
熱中症予防・対策として、コーヒーや紅茶を飲みがちかもしれませんが、こちらも避けたほうが良いです。コーヒーや紅茶には、カフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があり、せっかく水分補給としてコーヒーや紅茶を飲んでも、尿として水分が排出されてしまいます。
カフェインが含まれている物を飲む場合は、一緒に水を飲むようにすると良いでしょう。
お酒で水分補給すればよいと思う方もいるかもしれませんが、これは逆効果なのでやめましょう。
アルコールもカフェインと同じで利尿作用があるため、体の中の水分を排出してしまいます。お酒を飲むときには、同じ量の水を一緒に飲むように心がけると良いでしょう。
また、ビールなどお酒の種類によっては糖質を多く含んでいるものもありますので、飲み過ぎないように注意してください。
水分補給は、少量をこまめに飲むことが基本ですが、シーンによって気をつけるべきポイントがあります。3つのシーン別にご紹介します。
座って過ごすことが多い家や職場ですが、汗をかくことが少なく、喉もあまり乾かない分、水分補給を忘れがちです。すぐ手が届く場所に飲み物を置いておき、こまめに水分補給することを習慣にすると良いでしょう。
夏場は冷たい物が飲みたくなりますが、室内はクーラーが効いていて体が冷えやすいので、常温や温かい飲み物を飲むようにするのもおすすめです。
汗をたくさんかくと、塩分やカリウムなどのミネラルが水分と一緒に失われます。そのため、電解質を含むスポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。
喉の渇きを感じる前に、こまめに飲むようにしてください。だいたい15~30分ごとに100~200mlとるのが目安です。
万が一、水分補給が間に合わずに熱中症や脱水症の症状が現れたときには、経口補水液を飲みましょう。経口補水液は、ほかの飲料に比べて素早く吸収されるように作られているため、緊急で対応が必要なときにとても効果的です。
経口補水液は、以下でご紹介するように自宅でも作れます。既製品の場合は、目安量や摂取上の注意点などの記載をよく確認してから飲むようにしましょう。
熱中症予防・対策におすすめのドリンクレシピを3つご紹介します。ぜひお試しください!
経口補水液は市販されているものが一般的ですが、スーパーなどで手に入る材料で手軽に作ることもできます。保存には向いていないため、その日のうちに飲み切りましょう。
【材料】作りやすい分量
水:500ml
砂糖:大さじ2
塩:小さじ1/3
レモン汁:大さじ1と1/2
【作り方】
全ての材料をボウルに入れ、塩と砂糖が溶けるまでよく混ぜる
さっぱりして飲みやすいスポーツドリンクです。はちみつを加えて飲みやすくしました(生後1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないでください)。ローズマリーの代わりにミントを加えると、爽やかな味になります。
【材料】2人分
水:500ml
塩:小さじ1/2
レモン汁:大さじ1
はちみつ:大さじ1~2
ローズマリー:適量
【作り方】
1.ボウルに水、塩を加えて溶けるまで混ぜる
2.はちみつ、レモン汁を加えてよく混ぜる。味を確認して、はちみつの量を調整する
3. お好みでローズマリーを加えて、冷蔵庫で冷やす
疲労回復に効果のあるはちみつレモンに、炭酸水を加えて暑い夏でも飲みやすいドリンクにしました。はちみつが含まれているので、生後1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしてください。
【材料】2人分
レモン(国産):1/2個
はちみつ:大さじ3
炭酸水:300~400ml
氷:適量
ミント:適量
【作り方】
1.レモンを薄い輪切りにする
2.耐熱容器にレモン、はちみつを入れて、ふんわりとラップをし、600Wのレンジで1分加熱する
3.粗熱をとってから、冷蔵庫で30分ほどなじませる
4.グラスに3と氷を入れて、炭酸水を注ぐ。お好みでミントを飾る
夏に起こりやすい熱中症は、予防するためにも適切な水分補給がとても重要です。暑いと甘くて冷たい飲み物を飲みたくなりますが、飲み過ぎないように注意しましょう。家でも手軽に水分補給できるように、ミネラルが豊富な天然水のウォーターサーバーを設置してもよいでしょう。今回ご紹介したレシピのように、熱中症予防・対策になる美味しいドリンクをおうちでも作ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
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